校長のひとりごと

暑い。 猛暑である。

 暑い。 猛暑である。 日中の気温は連日35度を超し危険な暑さ。 夜は夜とて気温は下がらず熱帯夜となっている。 昼夜を通してクーラーはフル稼働し室外機は唸り声をあげている。 この暑さは日本だけでなく地球のあちこちで起こっている。 ヨーロッパでは各地で熱波による山火事の多発。 豪雨のもたらす水害で多くの命財産が奪われている。
 前漢の董仲舒は天人感応をいう。 天は人格があって日月星辰の運行、 四季の交代、 国家民族の盛衰は全て神の意志の表現であると。 故に天意に則らなければならない。 違反すれば異変災害をあらわし警告と懲罰を示すのであると。 災害級ともいえる暑さは天意の警告なのか。 人類が幸福を追求する余り地球にダメージを与え続けてきた。 代償は大きい。
 因みに暑さの字源を調べてみた。 暑は太陽の意味を表す 「日」 と音を表す 「者」 からなる形声字。 「者」 の音の表す意味は 「焼」 (もえる) 意とある。 「暑」 は上から太陽が燃え下がる意。 煮 (者+火) は火が下からもえあがる意。 上から下からこの酷暑から逃げ場を失っている。
 大手中古車販売業者ビッグモーターの利益至上主義が破綻した。 修理箇所以外故意に傷つけ修理代を増額。 交換せずともよい部品を中古品と交換。 店前の植栽を枯らし伐採。 従業員に過酷なノルマ。 保険会社を抱き込み悪事の数々。 社長は 「知らぬ存ぜぬ」 と責任転嫁。 「秘書がやったこと」 何処かで聞いたフレーズ。 きっと創業当時はお客様から厚い信頼があっただろうに。

23年08月05日