校長のひとりごと

東京オリンピックの聖火は福島県のサッカー競技場 「Jヴィレッジ」 を出発した。

 東京オリンピックの聖火は福島県のサッカー競技場 「Jヴィレッジ」 を出発した。 昨年3月ギリシアで採火された灯は全国各地をリレーしてまわる。 新型ウイルスは未だおさまってはいない。 オリンピックは本当に開催できるのか疑問視する人、 再延期、 中止の議論があるなかでのスタートとなった。 聖火リレーの出発は東京オリンピック開催に向けての意志を示すもので、 オリンピックへの関心が薄れるなかオリンピックムードを盛り上げるねらいもあるようだ。 東京オリンピックは復興五輪といわれ世界の人々に東北の復興している姿をみていただく絶好の機会となるはずであった。 それは適わない。 全競技会場の入場制限があり、 外国人の訪問観客は受け入れをしないと決定された故である。 仕方なく残念。 開催するからには国、 五輪関係者、 国民一体となり困難に打ち勝ちオリンピックを成功させたという日本人の底力を全世界にみせる絶好の機会となる。 新国立競技場に入る希望の聖火を待っている。
 団塊の世代のトップである。 戦後直後のことは覚えていない。 物が十分に無い時代に育った記憶はある。 欠食児童にとって今の時代食は巷間に溢れ豊かな食の時代である。 人は誰も腹が空けば食を欲する。 空腹を直ちに満たすことができるよき時代である。 余りあると人はぞんざいになる。 最近は歩食といって片方に飲料、 一方に食料パン、 おむすび等を持ちところ構わず持ち歩き食する。 「衣食足りて礼節を知る。」 ならず 「衣食足りて礼節を乱す。」

21年04月08日