校長のひとりごと

冬から春への季節の移る節目となる節分。

 一月中旬以降日本列島は十年振りの大寒波に見舞われた。 特に東日本では大雪となり被害は各地に起こった。 それに構わず暦はきちんと進み二月に入った。 冬から春への季節の移る節目となる節分。 家のなかの邪気を払い福を呼び込む豆蒔。 翌日は立春。 立春の立は人が地に立つさまをあらわしている。 春の第一歩を踏み出さんとしている。 しかし、 春はまだ遠く寒さに耐えなければならない日が続く。 春の温かな日が少しずつ近づいて来ていることを思うと凌ぐことができる。 ハアーと両手に息を吹きかける。
 小さなスマホは大きく世界と繋がっている。 この優れた機能を活用してビジネスチャンスと捉え多くの人が事業成功に結びつけている。 ものには表裏の二面がある。 正攻する人。 悪巧みを計画しひと儲けしようとする人。 真面目な人には厄介なものになっている。 人には大小様々に欲という煩悩をもっている。 その弱味につけこんだ悪辣な犯罪が多発している。 高額な報酬を餌にスマホを通して強盗の実行役を集め悪事を働かせている。 実行役は面識は全くない。 指示役の詳細な指示によって動く。 金品を強奪すれば散り散りとなってゆく。 実行役は逮捕されても指示役には手が届かない。
 便利さに慣れてくるとそれが当然であるかのような錯覚に陥る。 故に正常な判断を誤らせることになる。 うまい話の裏には必ず大きなリスクがあることは誰もが理解してはいる。 電車内隣りでスマホを操作しているが…。

23年02月09日