校長のひとりごと

皆さんおめでとうございます。

 明けて令和四年、 二〇二二年となりました。 皆さんおめでとうございます。 心寧らかにお正月を迎え過ごされたかと思います。 皆さんにとって益々のご健筆をお祈りいたしております。 今年の干支は壬寅 (みずのえとら) にあたります。 また動物では虎をあてています。 寅の文字を字書で調べてみました。 最も古いのは矢やときょくで出来ています。 これは両手でもって矢竹の曲がっているのを 「まっすぐ」 にしているとあり、 のちに宀 (家) が加わって寅とされたと書かれていました。 寅は十二支のなかでは三番目です。 寅の方角は東北東。 寅の刻は午前3時~5時で4時が中心の時刻にあたります。 東は季節でいえば春。 色でいえば青。 十二支の寅は草木が伸びはじめることを意味しています。 人生に例えるならば心身ともに伸び盛りの青年の時期です。 青春などの語源はここにあるようです。 青春は若い人達にだけあるのではなく齢に関係なく肉体が衰えても精神に進取性があればいつまでも青春時代を謳歌し続けることが出来るのです。 それは負け惜しみであると笑止している声が聞こえてくるような。
 新型コロナは昨年十月から十二月にかけて収まって落ち着きつつあるなか、 そこに冷水をかけるかのごとくオミクロンという変異株が現れた。 年末年始の人の移動によるのか松の内が明けないうち感染者は急激な増加となった。 ゴールが近づくとまたゴールが移動して遠く霞む。 虎は一日に千里を駆けるという。 虎が雄叫び菌を飛ばし早く過ぎ去ることを祈るばかり。

22年01月21日