校長のひとりごと

はやくも師走に入った。

 はやくも師走に入った。猛威を振い人々を恐怖に陥れたコロナは人ひとまず落ち着きをみせている。9月10月の感染者数一万人になるやもしれない時期に比べ東京は二桁一桁の数字となり少しばかり心に余裕ができてきている。街に人が戻りつつある。心配はある。欧米では再び感染が拡大する兆候がみえている。日本では今のところそんな気配は無い。何故か原因はわからない。思うに、それは日本人の生真面目さにあるかと思う。誰に強要されるのではなく皆マスクをつけ消毒を励行している。古くから人に迷惑をかけてはいけないと親に教えられてきた。自分が感染することで他人に迷惑をかけてはいけない。論語に「己の欲せざるところ人に施すなかれ」とある。自分を守ることは他人を守ることなのである。今またオミクロンなる変種が出現した。従来型より感染力が強いとの報告がある。だが恐れることはない。マスク、手洗い、消毒をし、三密を避けこれを守ればそう簡単にかかることは無いかと。しかし、老いたるは身2回目の効き目の効果が薄れてきている。ブレイクスルー。3回目の接種の知らせを待っている。                      日本シリーズでヤクルトスワローズが日本一になった。相手のオリックスを4勝2敗で敗り勝利した。シーズンはじめ最下位を低迷していた両チームである。それがリーグを制覇し頂上決戦となった。照ノ富士は序二段まで番付を落としそこから這い上がり横綱に昇った。新横綱から二連勝。そして全勝である。どちらもドン底で泥のなかを耐え忍んでのことである。勝つためには負けを知らなければならない。耐えることの辛抱、努力が大事であることを教えている

21年12月24日