校長のひとりごと

令和2年は春から鬱鬱とした日々をおくってきた。

 令和2年は春から鬱鬱とした日々をおくってきた。 明るい話題に乏しい年であった。 2年の師走、 雄壮で明るいニュースが日本列島の人々を感喜させた。 はやぶさ2号である。 平成26年12月宇宙の小惑星リュウグウへ向け出発。 無限の宇宙空間6年約52億キロを飛行。 リュウグウに到着し砂の採取に成功した。 2年12月満天の星空から突如閃光一条となってオーストラリアの砂漠に帰着した。 はやぶさ2号はミッションを果す可くなお宇宙を飛行している。 リュウグウといえば浦島太郎伝説を思い出される。 太郎は助けた亀に導かれ深海の底にある竜宮城で持て成され享楽する。 やがて倦むところとなり陸上へ戻る。 土産である玉手箱は決して開けてはならぬ約束を違える。 好奇心を抑え切れなかったのである。 開けると白煙が立ち昇り一瞬のうちに白髪の老人と化してしまう。 はやぶさ2号の玉手箱は宝物でいっぱいである。 砂は宇宙、 地球の成り立ち生命の起源を解明するに役立つという。 分析結果が大いに楽しみである。
 夫婦別姓が議論されている。 別姓を説く人はいう。 女性が結婚し姓を変えることの不利益あげ結婚を躊躇させるのだと。 少子化の一因ともなっているともいう。 逆は議論の外。 男だからよいのか。 視点のずれを感じる。 何もかも外国のモデルがよいとし導入することはあるまい。 日本には伝統的家族制度がある。 制度の変更により日本人の精神の拠り所を崩壊することをおそれるは筆者一人なのか。

21年01月25日